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けりんの出来事を紹介しています。


2012年


2012年12月24日(月)〜25日(火)
パパとのお別れ

14時に葬儀場にパパを連れて行くので、それまでにわんこたちとお別れをさせてほしくてわんこ友達のTさんに、知っている範囲でいいので連絡を取ってほしいとお願いした。

すると、とてもたくさんの方々がわんこを連れて最後のあいさつに来てくれた。
初めから穏やかだったパパの顔も、もっとほころんだように見えた。

斎場での通夜と葬儀にはわんこ友達がたくさん来てくれた。
もともと堅苦しいことが嫌だったパパだし、あまりに突然のことだったので交友関係や仕事関係でどなたに連絡してよいのかもわからず、連休中だったこともあり連絡の取れない方もいらっしゃったりし、参列者のそのほとんどをわんこ仲間が占めるアットホームなものとなった。

通夜と葬儀の間、わんこ友達のひとりが、「けりんちゃんを見ている方がパパも喜ぶと思うから、私が家でけりんちゃんを見ているよ」と行ってくださり、我が家でけりんを見ていてくれた。
そして出棺に合わせて斎場にけりんとご自分のわんこを連れてきてくれたので、けりんもパパの棺を見送ることができた。

お骨となって帰ってきたパパ。
数日後から祭壇前の座布団にいつしかけりんが座るようになった。
そして遺影をじ〜っと見つめている。
はじめは、宙をクンクンしてウ〜ッとうなっていたので、パパがその辺にいてけりんにはそれが見えるのかと思った。
ママとママの姉はちょっとビビった。
でもママもまだ夢ですらパパに会っていない。
パパはまだ自分が寝てると思ってるから出てこないと思う。
とすると…
数日前に沖縄の知人から届いたサーダーアンダギーを供えていた。
宙をクンクンしていたけりんの鼻先がそのサーダーアンダギーにたどり着き、ペロッとなめた。
そう、けりんは毎日お供えが欲しくて座布団に座ってはウ〜ッとうなっているのだ。

2012年12月23日(日)
パパの最期


9時45分、けりんとママは朝の散歩に出かけた。
パパはいつものように玄関先で見送ってくれた。
パパはママに「今日はこんな天気だし、早めに帰ってきたらいいよ」と声をかけた。

最近朝の散歩だけでけりんは2時間以上歩くようになっていたので、どんより雨上がりの空を見てパパが言ったのだ。

「けりん次第だけどね」と返事をし、手を振って散歩に出た。

けりんのレインコートと折り畳み傘を持って出ようとしたものの、玄関の外に出たら空がうっすら明るかったので玄関アプローチにとめていた自転車のかごに置いてきた。
しばらく散歩をしているとポツポツと雨が降り出したので、パパに電話して自転車のかごの傘などをしまってもらおうかと思ったけど、わざわざ悪いので電話しなかった。

雨は傘がなくても濡れない程度だった。

けりんはまだまだ歩きたがっていたけれど、2時間程経ったので帰宅した。

「ただいま〜!」
「・・・」
返事がない。
またお風呂で寝てるのかな?
玄関をあがったけりんはまずお風呂をのぞいたがすぐに戻ってきた。
ということは、パパはお風呂ではない。
次にけりんはベッドのところへ行った。
そしてママもあがっていった。

パパはベッドで寝ていた。
「ただいま」
「・・・」
「ただいま!」
「・・・」

「パパ、パパ!」
顔をパチパチたたいても反応がない。
掛け布団をはぐって両肩をゆさぶってみた。
ビクともしない。

119番した。
心臓マッサージをするのでベッドからおろすよう言われた。
ひきずるが重くてなかなかおろせない。
どうにかおろした(落とした)ものの、重くて仰向けにできない。
急いで隣りの洋服屋さんに駆け込み手伝いを頼んだ。
家に戻ったと同時に救急車が到着した。
AEDをし、救急車に乗せた。
けりんをそのまま洋服屋さんに預け、ママも同乗した。
救急車の中では点滴をした。

病院についてパパはそのまま処置室へ、ママは待合室へ。
どのくらい待っただろうか。
パパの生死もわからない。

そして説明があるから、と、部屋に呼ばれた。

ベッドに横たわるパパの顔にはシーツがかけられていた。
病院についた時には既に心肺停止だったらしい。

さみしがり屋のパパ。
何もけりんとママがいない時にひとりぼっちで旅立たなくても・・・
でも、格好悪い姿を見せたがらなかったパパだから、最期の姿を見せたくなかったのかな。
ベッドの中で眠るように息を引き取っていたパパ。
布団もまったく乱れていなかった。
心筋梗塞と脳梗塞を患っていたパパだけど、最期は苦しまずに旅立てたのが何よりだ。

自宅で亡くなったので、検死と検視をした。
救急車の中から電話をして洋服屋さんにけりんを引き取りにいってほしいとお願いしていたわんこ友達のTさんが病院に来てくれ、葬儀社の手配をしてくれた。
パパを自宅に連れて帰るにあたり、パパを寝かせる場所の確保など、Tさんはそれからも全てにおいてお世話してくれた。

パパが自宅に戻ってきた。
けりんを預かってくれていた別のわんこ友達がけりんを連れてきてくれた。
白い布団に眠るパパの顔をクンクン嗅いだけりんは、パパの顔の両脇にあったドライアイスを匂ったのか、パパだと認識していないようだった。

急遽かけつけてくれたママの姉とママは通夜と葬儀の準備で徹夜だった。
けりんはパパの布団からちょっと離れた畳の上で寝、パパとの最後の夜を過ごした。

2012年11月17日(土)
再発


前日の午後、朝食を戻した。
その日の夕食は少し残した。

朝、布団で顔をこすっていた。
もしかしたらまたカルシウムが低下したのか…。

病院に連れて行くと、カルシウム値は4.8しかなかった。
すぐに皮下注射でカルシウムを入れてもらい、カルシウム剤とビタミンD剤の服用が再開された。

「一般的にはもう薬はきって大丈夫だったんですが…」
という先生の話だったが、結局振り出しに戻ってしまった。

翌日、カルシウム値は標準値には届かないまでも危機的値は脱していたので、カルシウム剤とビタミンD剤の服用だけ続けることになった。

2012年10月9日(火)
低カルシウム血症


3日頃からフードを最後のひとくち分残すようになった。
でも元気はある。

6日、朝ごはんを4回に分けてあげたが完食はしなかった。
これではインスリンが打てない。
病院に血糖値を測ってもらいに行った。
血糖値は319だったのですぐにインスリンを7単位打った。

2時間半後にまた血糖値を測ってもらった。
122。

5時間半後の血糖値は62。
低すぎる。
低血糖のおそれがあるため、夜からインスリンの量を6単位に減らした。

その後も食欲が戻らなかった。
カリカリに飽きたのかと缶フードに切り替えると少しはマシになったが、それでも完食することのない日が続いた。

8日の夜、食べた量が少なかったのでインスリンを2単位だけ打った。

9日の朝、朝ごはんも少ししか食べなかったので、インスリンを打たずに血糖値を測りに病院へ行った。
血糖値は393。
帰宅したらすぐにインスリンを打つよう言われた。
診察が終わって待合室で待っていると、けりんが両目をこすりだした。
そういえばここ数日よくこすっている。
先生を呼んで説明すると、その場で目を見てくれた。
充血しているので目薬をもらった。
帰ろうと出口に向かうけりん。
大股を開いて、なんだかへっぴり腰のような歩き方をしている。
病院が怖かったから?
床が大理石っぽくすべるから?
ちょっと気になったものの、ママは自転車のカゴにけりんを乗せて帰宅の途についた。

いつもならカゴの中で座っているけりんだが、大股開いて立ったままのけりん。
だからと言ってふんばって立っているわけでもない。
フラついて危ないので座るよう言っても座らない。
おしっこがしたいのかと思い、途中の街路樹で下してみたけれどトイレをする気配もなかったのでまた自転車に乗せた。
相変わらずフラフラと立ったままで危ないので、自転車を押して帰ることにした。
途中の公園でまたけりんを下してみた。
すると、笹の藪の中に入り込んで暴れ出した。
けがをしてはいけないので原っぱに引っ張り出した。
フラフラと歩いては穴を掘り顔をこすりつける。
ハァハァ荒い息づかいでヨダレを垂らしながらまたフラフラ歩いては穴を掘り顔をこすりつける。
そしてヨタヨタ日陰に行きフセ。
「もしかして熱中症???」

自転車を公園に置いたままけりんを抱っこし、タクシーを捕まえてまた病院に戻った。

昼休み中だったが先生がすぐに出てきてくれ、待合室でけりんの様子を説明した。
説明の最中もけりんは2〜3歩ヨタヨタ歩いては頭から崩れ落ちそうになる。
その様子を見ていた先生は、「脳の腫瘍が神経を圧迫しているかもしれない」と言った。

けりんの持病であるクッシング症候群は、副腎か脳下垂体に腫瘍がある可能性が高い。
中でも脳下垂体にある場合が非常に多い。
けりんに腫瘍があるか検査をしたことはないが、以前エコーでは副腎に異常が見られなかったので、クッシング症候群の原因はおそらく脳下垂体だろうと推測できた。
その脳下垂体の腫瘍が神経を圧迫しているのだろう…と。
それを知るためには大きな病院でMRI検査をする必要がある。
MRIは麻酔をかける。糖尿病で麻酔をかけるリスクを考えるとそこまでして脳下垂体に腫瘍があるか検査する必要はないので検査していなかったのだ。
もし今日脳下垂体の腫瘍が原因なのかを知したいならば、大学病院などでMRI検査し、腫瘍ば見つかればその場で摘出手術をするのがいいだろう…。

話が大きくなり、即決はできない。
とりあえず、今できる検査をしてもらうことにした。
血液検査とレントゲンの結果、血中のカルシウム値が低いことが判明した。
標準値7.9〜12のところ、5.3しかなかった。
低カルシウム血症。
外的症状としては顔をこすったり、歩行困難などがあるらしい。

カルシウムを静脈注射して様子を見ることになったのでそのままけりんを病院に残して帰った。
夜病院から電話があった。
まだカルシウム値が低いのでこのまま今日は入院させると。
しかし夜間の病院には誰もいない。
もし急変しても対応してもらえない。
それなら自宅に連れ帰った方がいいと判断し、迎えに行った。

翌日から、毎日朝晩2回病院に連れて行き、カルシウム値を測っては低いので静脈注射でカルシウムを入れ、値が上がったかまた血液検査し…
1日に6回も針を刺される日々が続いた。

静脈注射中に心停止の危険性があるというので毎日ハラハラしていたが、13日にようやく皮下注射に切り替えられた。
これで心停止の心配がなくなったと思った矢先、皮下注射の場合は皮下にカルシウムがたまってしまうと皮膚が壊死してしまうことがあると言われ、新たな心配ができた。

低カルシウム血症はかなりめずらしい病気のようで、この病院でも初めてのケースらしく、教科書を片手にしながらの治療だった。
慌てて手配したカルシウム剤とビタミンD剤の服用もしながら、15日まで毎日注射が続いた。
カルシウム値が4.0以下になると死ぬこともあるという中、4.4まで下がったこともあった。

低カルシウム血症の原因は副甲状腺にあるらしい。
副甲状腺が体内のカルシウムを調節している。
副甲状腺が、手術などで傷つけられた場合や腫瘍ができた場合にその機能が低下する。
けりんは副甲状腺が傷つけられた経験はないので、やはり腫瘍なのか。

そういえば春にけりんの様子がおかしかったとき、検査こそしなかったけれど甲状腺が悪いのではないかあやしいことがあった。
そこで甲状腺の検査もしてもらった。
結果はグレー。
低いけれど、甲状腺の病気を発症するほどまでは低くない、そうだ。
が、念の為甲状腺の薬も少量服用することになった。

16日からようやく注射をやめ、薬の服用だけになった。

31日、カルシウム値が維持されているのでカルシウム剤をやめた。

11月11日、良好なのでビタミンD剤もやめ、低カルシウム血症に関しては治療が終了された。

2012年6月3(日)〜11日(月)
異変


パパとママがスリランカ旅行に行くので、けりんはママの実家に5月19日から預けられていた。

6月3日、ママが2週間ぶりにけりんを迎えに行った。
いつものように大歓迎。

6月4日、夜の特急で福岡に戻った。
家に着き玄関でけりんをキャリーバッグから出した。

いつもなら待ち構えているパパに猛ダッシュしてクンクン言いながらパパの顔をペロペロなめるのに、どうも様子がおかしい。
バッグから出てもボ〜ッと立っている。
パパが呼んでも知らん顔。
長期間実家に預けられ、すねているのか…。
特急に乗るためにバッグに入れる時までは普段通り元気だったのに、家に到着してバッグから出したとたんに様子がおかしい。
バッグに入っていた2時間、何が起こったのか。

それから食欲のない日が続いた。
今まで実家に預けてもすねたことのなかったけりん、本当にすねているのか…。

6月6日、病院に連れて行った。
食欲がない、ボ〜ッと突っ立ている、名前を呼んでも反応がない、などの症状を伝え血液検査をした。
血液検査では異常がなく、「しばらく預けられていた子が2〜3日そのような状態になることがありますのであと数日改善されなければまた連れてきてください」とのことだった。

ホームシックならぬ田舎シックになったのかもしれないと思い、翌7日にまた実家に連れて行ってみた。
でもやはり食欲はないし、反応が鈍い。

ごはんを食べなくてインスリンを打てなかったので、8日には実家の近くの動物病院に血糖値を測ってもらいに行った。
そこでけりんの様子を話すと、副腎か甲状腺が悪いのではないかと言われた。
血糖値は548でとても高かったのですぐにその場でインスリンを打った。
副腎か甲状腺の検査は外注検査に出すことになるので週明けにしか結果がわからないし、どちらが悪いにしても福岡の病院で治療をした方がいいからすぐに福岡へ戻るように言われた。
病院から戻ったのがお昼過ぎ。
バタバタ帰る用意をし、夕方の特急に乗るべく母に駅まで送ってもらった。

窓口で切符を買い、駅の外で待っている母とけりんのところへ戻ると、けりんがちょうだいモード。
母が持っていたけりんの大好きな焼き芋をあげてみた。
ここ数日食欲のなかったけりんは大好きな焼き芋すら食べなかったのだが、急に食べ始めた。
そこへ特急がホームに入ってくるベルが鳴りだした。
けりんががっついて食べ始めたのでこのまま特急に乗るわけには行かず、母がけりんに食べさせている間に窓口に戻り、1本あとの特急に変更してもらった。

駅から戻ってもけりんは食欲旺盛で、夕ごはんも食べた。
結局、この週末はそのまま実家で様子をみることにした。

6月11日(月)に、6日に血液検査をしてもらった病院とは違う病院(副腎皮質ホルモンの検査を定期的にしてもらっている病院)に連れて行き検査をした。
ここの先生は副腎皮質ホルモンが原因だろうという所見だったので、甲状腺の検査はしてもらわなかった。
副腎皮質ホルモンのコルチゾール検査をした結果、値が低かった。
けりんはもともとクッシング症候群でコルチゾール値が高い。それを薬でおさえている。
先生からは値が下がると食欲がなくなるからその時は薬を飲ませないようにと言われていたが、今回はキャリーバッグに入れるまで元気だったのにバッグから出した瞬間から様子がおかしかったので、まさかコルチゾールが原因だとは全然思わなかった。

結局、薬の量を調節し、けりんの体調も復活した。


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